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雪見
昨日は雑誌取材で出雲へ。なつかしの出雲。以前2年ほど
暮らしていたことがあるから。

出雲では全然雪がなかったです。
が、米子、鳥取市になると、やはりしんしんと積もってる。
雪は大好きだけど、遅い時刻に凍った道を車で走るのはこわい。
お世話になってる方々との美味しい食事会を、切なく辞退して
早急に鳥取に戻りましたとさ。

そして今日も雪はしんしんと降り積もる…。一歩も外に出ず
窓辺に猫と並んでぽーっと外を眺めて過ごした。きれいだねえ。


今年になってから、いろんな話が舞い込む。
なんだか、まだまだくるような気がする…。
できるか、できないのか。どれを選ぶか。

どうしようか?と猫に問いかけても、猫意に介さず。
ただ気持ちよさげに毛づくろいするのみ。にゃー。
「オーケストラ!」「英国王のスピーチ」
息抜き。

映画を2本観る。
「オーケストラ!」と「英国王のスピーチ」。

「オーケストラ!」は、ロシア映画なのかなと思って観てて、あとで調べたら
フランス映画でした。第二次世界大戦後もユダヤ人迫害が続くソ連、1980年、
ボリショイ交響楽団の指揮者である主人公の男が、楽団にいる多くのユダヤ人を
かばい、楽団は解散。その30年後、現存する楽団になりすましてパリでコンサートを
することになった元ボリショイ楽団。プログラムは、30年前の演奏会で党員に中断
されたチャイコフスキー、ソリストは…、というような濃厚なストーリーなのですが、
うーん、おおざっぱな映画でした。

気を取り直して観た「英国王のスピーチ」は、吃音症に苦しむジョージ6世が、
言語療法士ライオネルの助けを得ながら国王として成長していく…という地味な
ストーリー。でもおもしろかったです。ラストシーンの第二次世界大戦開始の際の
国民へのスピーチのシーンも良かった。きっちり隅々まで練り上げられた映画、と
いう感じでした。

これはもう好みの問題ですね。

最近「これはもう好みだから」「ひとそれぞれの考え方だから」とか言うことが
増えてきた増えてきた。なんでだろう?
美しいもの
仕方ないから今夜からジョギングへ。
年末からたぶん、2kgくらい太ってしまった。身体の内側がぶ厚い。
これは食事のコントロールだけでは落ちないなあということで。
 
走り終わったあと、買いものに行くために車に乗り込んで「ふと」
座席の下をのぞき込んでみた。あったあった。買ったとたん見あたら
なくなっていた高木正勝さんの「Private/Public」のCDディスクが。
ずっと探していたのにこんなところにあったのか。良かった。
Disc.9の「Girls」を聴く。紅型染作家の縄トモコさんに教えてもらった
この曲をわたしも大好きになって、すぐにこのCDを買ったのです。

この音楽は、わたしのなかのずっと奥の奥のほうに、ストンと届く。

 

ここ3年ほど、わたしのテーマ曲は
Dave Matthews and Tim Reynoldsの「Lie In Our Graves」
だったけど、そろそろこの曲に代替わりしそう。
すこしづつ隠居
正月にこたつに入ってごろごろと、猫や食のエッセイばかり読んで
いたせいで、最近、こまごまといろんなものを作る楽しさが復活し
てきた。
先週末には炊き込みごはん、かぼちゃの煮もの、ささみとこんにゃ
くの炊いたもの、などなどを作る。
かぼちゃの煮ものは、鍋に置いたかぼちゃの上に砂糖を振りかけて
20分ほど置いて、かぼちゃから出た水分とお酒と醤油だけで炊く。
こうすると、フツウのかぼちゃの煮物とは全然違う別物になって、
食べたひとがびっくりして喜ぶ。マヨネーズが合います。


ちなみに正月に読んでいた本は

◆「作家の猫2」(コロナ・ブックス)
◆「ユリイカ 特集=猫、この愛らしくも不可思議な隣人」
◆「わたしの台所」著/沢村貞子
◆「私の浅草」著/沢村貞子
◆「むかしの味」著/池波正太郎

元旦の筆ペン書き初めの一字は ”晴” にしました。
猫の兼継のはわたしが代わりに書いて、”生” にしました。
猫とわたしの様子
年末年始の1週間ほど、お客さまがあったり米子の実家に連れて帰ったりしていて、
車での移動、はじめての人間やはじめての場所にとり囲まれたストレスと緊張から
廃人のようになってしまった猫の兼継。「喰う寝る出す」以外のことにはほとんど
反応がなく、目がうつろ。たまとり手術から、そんなに日にちが経っていなかった
のも良くなかったと思う。
ちいさな生きものにこちらの都合で無理をさせてしまった。しばらくそっーとして
おこうと思う。



今日は今年はじめての版画教室。銅板に描いたときは
自分の絵を、「良くないなー良くないなー」と悶々と
していたけど、刷り上がったものを観て嬉しくなった。
腐食したあとは、線のすべてが自分の意図を裏切って、
なんだかはじめて自分の絵を観たような気持ちに。
「悪くないじゃーん」と気分が良くなった。
2011年締めのスケッチ


去年最後のスケッチ  鉛筆
final sketch of last year   pencil
「フロスト×ニクソン」「善き人のためのソナタ」

大晦日年明けすぐに映画2本を観る。どちらも良かったので満足。

「フロスト×ニクソン」は、、大統領辞任後のニクソンを英国人の
テレビ・ショーの司会者がインタビューするという、実際にあった
番組の内幕を再現した映画。舌戦と心理戦が激しく交わされる内容

かと思ったらそうでもなく、ニクソンの狡猾さと哀切がぐっとくる

映画でした。

「善き人のためのソナタ」。 社会主義の厳しい監視下にあった
80年代の東ベルリンで、思想的に危険と見なされた表現者たちと
それを監視する工作員の男。無口で孤独で機械のように振舞って
いた工作員が、舞台作家の男の生活を一部始終盗聴し続けている
うちに、地味にささやかに変化していく…という話。ドイツ映画。
登場人物たちはそれぞれ、暗い時代にのまれてしまい、観ていて
はぁ…切ないね、となるのですが、良い映画でした。

どちらの映画も
出てくるのは、人並みより強い理想や希望を持ちながらも、というか
持ってるがゆえに、時代の渦にぐるぐる巻きにされたあと、ぽーんと
端っこに投げられたひとたち。
こういうのはいやだ。身の丈にあった理想を持って、大きな体制には

関わらないように暮らしていくのがいちばんだと思う。

「善き人のためのソナタ」をぽーっと観てたら、”あれれ。このシーン
知ってる。観たことある”とデジャヴになった。舞台作家が自分の
家が盗聴されているかどうか確かめるために、仲間といっしょに
嘘芝居をするシーン。

デジャヴってなんでいつもどうでもいいようなときになるのだろうか。

「Kids are all right !」
古いスケッチブックをぱらぱら見てたら、こんなのが出てきた。
2005年のだから29歳くらい。遊びでぱーっと描いたやつ。




自分で見てて笑っちゃった。なはは。

今年はこれで締めくくり。明日明後日は
鳥取市で過ごして、元旦から米子に帰る
予定。実家に猫の兼継も連れていく。

みなさん良い年を!
復興支援のポストカード販売続きます
東日本復興支援のためのポストカード販売、
つぎの販売場所が決まりました。鳥取市に
ある食堂カルンさんです。
鳥取市にはあまりつてがなかったのですが、
ときどき行くカルンさんなら大丈夫かも…
とお願いさせて頂きました。

あそこはいつもカーテンがゆらゆら揺れていて
ちいさい頃を想い出すような、夏の家のような
そんななつかしい場所です。

食堂の一角に10種類ほど置かせて頂いてます。



このラベルの貼ってあるビンが目印です。
お金は直接このビンに入れてください。
おつりも直接このビンからとってください。
売り上げはすべて義援金とさせて頂きます。

4月から約1ヶ月ごとに場所を変えて、この
ポストカード販売を続けています。

cafe GIARDINO(米子市)
Bar Passeggiata(米子市)
清光院下のギャラリー(松江市/イベント”ひびきあうもの”にて
一月と六月(境港)
Galleryそら(鳥取市)
鳥の劇場(鹿野町/「鳥の演劇祭」にて
ミオ・ファティリティ・クリニック(米子市)

以上の場所に2011年は販売協力をして頂きました。
みなさんご協力ありがとうございました。購入して
くださったみなさんありがとうございます。

現在 販売数289枚 合計金額 40.518円と
なりました。2012年も販売を続けていきたいと
思います。

販売場所として協力して頂ける方がいましたら
ご一報ください。できれば、病院などの受付で
できたらなあと考えたりしています。
また
寄付先は今は赤十字としていますが、もう少し
直接誰かに託せたりできないものかと考えたり
しています。


わたしはけっしてやさしい人間じゃないですが
もしわたしがなんにもなくなったら、目の前で
大切なひとが死にかけてたら、遠くのほうから
わあわあ議論もされたくないし、
「今ちょっとお金ないので」とか「今時間ない」
とか言われたくない。わたしも助けて欲しいので
微力ですが、できることをと思っています。
渋かった奈良
奈良! 期待以上に良かったです。
寒空が妙に似合う、ひなびた雰囲気。渋かった。



「わーー」とびっくり、東大寺大仏殿。このスケールが
日本にもあるんだ。しかも木造なんて。感動しました。



早朝くつろいでる鹿群。観光地にいる動物は苦手ですが
この光景はきれいだった。踏み入って邪魔できない感じ。
宮沢賢治の作品に「鹿踊りのはじまり」というのがある
のですが、それをちょっと思い出しました。
とても好きな話で読むたび泣いてしまう。



志賀直哉旧宅のサンルーム。本人設計。窓や造り付けの棚が
たくさんあって、こじんまりした部屋が繋がっていて、庭も
親しみ深い感じで、志賀直哉の6人のこどもたちは、きっと
ここで暮らすのが楽しかっただろうなと思う。



わたしの留守中、たまとり後の入院治療を受けてた兼さん。
ふて寝。